今回はアニメーション効果の二回目。
基本のアニメーション効果だけでも24あります。
それらを三回に分けでまとめてみます。
前記事は以下
エフェクトに関する基本事項は以下を御覧ください。
今回のメニューは以下。
アニメーション効果(2)
弾んで登場
オブジェクトがぴょんぴょんと跳ねながら登場または退場してくるもので。
基本は右方向から登場して左に退場していきますので
左方向から登場させたい場合には
「時間制御」オブジェクトを「飛んで登場」上のレイヤーに置いて適宜処理します。
設定ダイアログは以下。
時間・高さ・回数
時間:登場し終わる、または退場し終わるまでの時間を-5から+5の間で調整することが出来ます。
数値が0のときには動きません。
数値+5(登場)
数値-5(退場)
高さ:オブジェクトの弾む高さを数-1000~1000の間で調整することができます。
数値が+だと上に弾み、数値が-だと下方向に弾みます。
またそれぞれ0を挟んで離れるほど弾む高さが高くなります。
弾む回数は4回、時間パラメーターはは3.4にした上で高さパラメーターの数値を変えてみます。
数値が-100(下向きに弾みます)
数値が+100(上向きに弾みます)
数値+1000(上のGIFよりも高く跳ね上がっているのがわかります)
回数:オブジェクトが弾む回数を1.0~20.0の間で設定することが出来ます。
今までは4回の設定でしたが。
数値1だと以下のようになります。(一回だけ弾みます)
左から登場・右に退場
「弾んで登場」エフェクトだけでは右に登場退場することは出来ません。
そんな場合は例えば以下のようにします。
「弾んで登場」エフェクトをメディアオブジェクトから出すのではなく。
設定ダイアログから挿入します。
そしてアヌメーション効果のメニューから「弾んで登場」エフェクトを選択。
出てきたダイアログの一番上「時間パラメーター」の数値をマイナスにします。
そしてテキストオブジェクトの上のレイヤーに「時間制御」オブジェクトを置きます。
「時間制御」はタイムライン上を右クリック→メディアオブジェクト→時間制御をクリックすると
タイムラインに挿入されます。
時間制御のダイアログの一番上。
時間の設定を「直線移動」にし、さらに100→0まで逆方向に動く様に設定を行います。
以上設定を終えたら動画を動かしてみます。
確かに左から登場しました。
広がって登場
広がるというよりは回りながら登場したり退場したりするエフェクト。
設定ダイアログは以下。
パラメーターは時間のみ。
他に「縦方向」という項目があります。
時間・縦方向
時間:オブジェクトが広がって登場したり(数値が+)縮小しながら退出(数値が-)
し始めるまでの時間を数ー5.0~5.0のうちで調整することができます。
0を起点にして離れれば離れるほど登場・退出を始める時間が早まります。
(登場退出するまでにかかる時間には変化はありません)
「縦方向」にチェックを入れた状態で時間パラメーターを動かしてみます。
数値+5の場合(登場)
数値-5の場合(退場)
数値-0.3の場合
退出を始めるまでの時間が遅いのがわかると思います。
いままでのGIFはすべて縦方向にチェックが入っていましたが。
それを外した場合数値-5の動画が右方向に退場していきます。
中心点の変更
オブジェクトの中心点を変更することによって見え方が違ってきます。
どうすればよいかというと。
オブジェクトの設定ダイアログから右上左側のボタンをクリック→比較帳描画をクリックすると
以下のようになります。
そこの四角で囲んだ部分を適宜調整していくと以下のようになったりします。
回りながら登場して退出しています。
中心点を変更することで様々な表現ができます。
文字テキストの場合
文字テキストの場合。
テキストにある「文字ごとに個別オブジェクト」にチェックを入れると文字一つ一つにエフェクトがかかります。
チェックを入れない場合
チェックを入れた場合
起き上がって登場
倒れているオブジェクトが起き上がったり倒れたりといった動作をするエフェクトです。
設定ダイアログは以下
パラメーターは2つ。
時間:オブジェクトが起き上がったり(数値+)倒れたり(数値-)して停止するまでの時間を-5~+5のうちで調整することができます。
0から離れていくほどゆっくりした動作になります。
数値-5(倒れます)
数値+5(起き上がります。)
数値+1(速く起き上がります)
勢い;起き上がる時の勢いの強さの調整。
勢いの数値を強くすると揺れが強くなります。時間を+(登場)で適宜設定して
勢いパラメーターを変えて比較してみます。
数値1
数値5
何処からともなく登場
高速移動しながら登場するエフェクトです。
設定ダイアログは以下。
パラメーターは3つです。
時間・ぼかし・位置
時間:オブジェクトが登場(数値+)または退場(数値-)するまでの時間を-5.0~+5.0のうちで調整します。
ぼかしを強めの数値にし、位置は適宜調整。高速移動の状態が見やすいように背景を付けました。
数値-1(退場)
退場する高速移動時間が短いのでその分オブジェクトの表示時間が長いです。
数値+1(登場)高速移動時間が短いのですぐにオブジェクトが表示されます。
数値+5
登場する前の高速移動時間が長いことがわかります。
ぼかし;高速移動中のオブジェクトのぼかし具合を0~5までで調整します。
ぼかしは設定できます。
仮に上記GIFの設定をそのままにしてぼかしだけ変更するとします。
上記GIFのぼかしパラメーターの数値は2・2でした。
以下
ぼかし数値0
ぼかし数値0.3
という具合で数値が1以上ともなるとただの線が走っているような感じになります。
位置:オブジェクトが高速移動をする際の移動範囲を0~5.0のうちで調整することができます。
時間パラメーターの数値を5.
移動の状況が見やすいようにぼかしパラメーターの数値を0.1に設定をした上で位置を動かします。
数値0ほとんどオブジェクト上を高速移動しているように見えます。
数値2かなり広範囲を移動しています。
文字を1文字ずつ高速移動
テキストオブジェクトの設定ダイアログにある
「文字ごとに個別オブジェクト」にチェックを入れると文字一つ一つにエフェクトがかかります。
上記GIFの設定で「文字ごとに個別オブジェクト」にチェックを入れて文字を動かしてみます。
チェックを入れない場合
文字はすべて塊で動いています。
チェックを入れた場合
文字がバラバラで動いています。
反復移動
指定した範囲内を行ったり来たりするエフェクト。
設定ダイアログは以下。
パラメーターが4つあります。
速さ・距離・角度
速さ:動く速さを0.1~100までのうちで調整
数値が大きくなるほど動きが早くなります。
距離パラメーターを0にすると速さパラメーターは反応しません。
距離パラメーターを適宜調整し他のパラメーターを0にした上で
速さパラメーターを動かしてみます。
数値50
数値2
距離:動く範囲を0~1000までのうちで調整
数値が大きくなるほど動く距離が大きくなります。
速さパラメーターを50にして距離の数値を変えてみます。
距離100
距離1000
角度:動くとき0~360のうちで角度をつけることが出来ます。
数値90
数値140
テキストで使う「ずらし」
「ずらし」はテキストで「文字ごとに個別オブジェクト」にチェックを入れると文字がそれぞれ別個に反復移動します。
ずらしパラメーターが0だと「文字ごとに個別オブジェクト」にチェックを入れても入れなくても変化がありませんので。
ずらしパラメータ0を適宜調整したあとで以下見てみます。
個別オブジェクト」にチェックを入れた場合
個別オブジェクト」にチェックを入れない場合
角度パラメーターを0にして動かすと個別オブジェクト」にチェックを入れた場合上下に動きます。
座標の回転(個別プロジェクト)
テキストなどのオブジェクトを動かす時に、角度や中心を調整できるエフェクトです
テキストオブジェクトで「文字毎に個別オブジェクト」にチェックを入れた場合のみテキストが座標を基点にして回転します。
設定オブジェクトは以下
角度・中心X・中心Y
このエフェクトは角度、中心Xと中心Yのいずれかが0の場合、パラメーターが効きません。
また角度パラメーターを移動なしにした場合中心X,中心Yを直線移動などにした場合には円移動はしません。
角度を直線移動など動くようにした上で中心Xと中心Yを設定すると
その中心座標を中心として円運動をします。
フム。
なかなか使いづらいですね。
とりあえず角度パラメーターを直線移動にして適宜数値を決め
中心X,中心Yを移動無しで適宜調整してみたのが以下。
テキストオブジェクトで「文字毎に個別オブジェクト」にチェックを入れた場合
よく使われるのがテキストの円運動です。
上記GIFの設定で画像を文字に変え。
テキストオブジェクトで「文字毎に個別オブジェクト」に
チェックを入れたものとチェックを入れないものとで比較をしてみます。
チェックを入れない場合以下のようになります。
チェックを入れた場合センテンスごと設定した座標を中心に回転します。
立方体(カメラ制御)
オブジェクトを立方体の形にできるエフェクトです。
立方体(カメラ制御)の使い方
このエフェクトを使う場合オブジェクトを「拡張描画」にしそれから「+」マークから「アニメーション効果」を追加します。
そして「アニメーション効果」エフェクトから立方体(カメラ制御)を選びます。
この「立方体(カメラ制御)」のパラメーターは「サイズ」だけで。
0~2000までのうちで立方体の大きさを調整します。
サイズパラメーターを0~2000まで動かしてみると以下のようになります。
なので様々な動きをつけるにはオブジェクトの設定ダイアログを拡張描画にしてその中のパラメーターを使います。
例えばこれを横に回転させたい場合、画像オブジェクトの設定ダイアログが
拡張線描かつカメラが有効になっているかどうかを左一番上のカメラマークで確認したうえで。
Y軸回転パラメーターをボタンをクリックして出てくるメニューの中から。「直線移動」を選び。
数値に差が出るように適宜左右のパラメーターを調節します。
すると以下のように確かに立方体の形になって動きます。
仮にX回転、Y回転、Z回転、中心Xを適宜動かした場合
以下のように大きな動きをしたりします。
カメラ制御を使う
「カメラ制御」オブジェクトを上のレイヤーに設置するとより多くの表現ができるようになります。
カメラ制御の詳しい記事はこちら
まずはカメラ制御を設定しない状態で。
画像オブジェクトの動きを作るパラメーターのうち枠で囲んだ部分ををすべてゼロにし。
それから
「X軸回転」だけ直線移動にし、パラメーターを適宜変更します。
すると以下のような動きになります。
次にカメラ制御を使う場合についてみてみます。
「カメラ制御」オブジェクト」はタイムライン上をクリック→メディアオブジェクトの追加→カメラ制御→カメラ制御をクリック。
で挿入することができます。
上記GIFで設定したものと同じ設定のものにカメラ制御オブジェクトをかぶせ
そのパラメーターを動かしてみます。
カメラ制御のパラメーターは以下です。
仮に目標Yを直線移動にし、パラメーターを適宜調整し。
視野角を60に設定して動かしてみます。
なおその他のパラメーターはX・Y・Zを除いて0にしてあります。
それとカメラ制御を使うと様々な立体的な見え方をするので。
床(ピンクの部分)を作って見ました。
そうした上で動画として動かしたものが以下。
動きとしてはアニメーション効果の立方体(カメラ制御)だけの場合と同じですはより立体的に見えるようになります。
球体(カメラ制御)
動画、画像、テキスト、図形などの色んなオブジェクトを立体的な球体の形にできるエフェクトです。
上記立方体(カメラ制御)と同じ様にオブジェクトを拡張描画にし、
更にアニメーション効果エフェクトを挿入します。
球体(カメラ制御)を有効すると以下のオブジェクトが
この様に球体になります。
このエフェクトの設定項目は「サイズ」だけで
数値0~2000までのうちで調整することが出来ます。
数値のパラメーターを動かすと以下のようになります。
Y軸回転と中心Xのパラメーターを直線移動にし、適宜数値を設定したものが以下。
カメラ制御を使う
「カメラ制御」をあわせて使うとより立体的な表現ができます。
見やすいように床を追加しておきます。
パラメーターを適宜調整するとこんな感じになったりします。
以上アニメーション効果の2回目の解説でした。
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