今回はエフェクトの4回目。
ぼかし関連のエフェクトについて解説をします。
前回クリッピング関連の記事は以下。
エフェクトに関する基本事項は以下を御覧ください。
ぼかし・境界ぼかし・モザイクエフェクトの挿入の仕方と注意点
タイムライン上で右クリック→「メディアオブジェクトの追加」→「フィルタ効果の追加」→「ぼかし」「境界ぼかし」「モザイク」
で挿入することが出来ます。
またはタイムライン上で右クリック→「フィルタオブジェクトの追加」→「ぼかし」「境界ぼかし」「モザイク」でぼかしのフィルタオブジェクトが追加することができます。
更には「ぼかし」オブジェクトの設定ダイアログ右上にある「+」マークからも追加することができます
この3つのやり方で出したオブジェクトのうち
「フィルタオブジェクトの追加」で挿入したオブジェクトの設定ダイアログには「サイズ固定」がありません。
注意点
一つだけ
「フィルタオブジェクトの追加」→「ぼかし」「境界ぼかし」「モザイク」
で出したエフェクトだけが設定された最大画像サイズを超える画像に対してもぼかしを行うことが出来ます。
「メディアオブジェクトの追加」から挿入したエフェクトでは最大画像サイズを超える画像に対してぼかしがかかりません。
最大画像サイズの設定は以下でやりました。
本体ウインドウのメニューバーから「ファイル」→「環境設定」→「システムの設定」をクリック
出てきた「システムの設定」ダイアログの一番上。
最大画像サイズで幅と高さを設定することが出来ます。
この「最大画像サイズ」を大きくしておけば問題がありませんが。
(私の場合だと幅4000高さ2304)
小さな値のままにしておくとそれよりも大きな画像にはぼかしがかかりません。
ぼかし
オブジェクトをぼかすことができます。
パラメーターが3つと「サイズ固定」があります。
範囲・縦横比・光の強さ・サイズ固定
「範囲」という名前ですが、ぼかし具合の調整を行うパラメーターです。
数値が高いほどぼかしが強くなります。
「縦横比」は縦と横のぼかしの比率を調整します。
パラメーターの一番左-100で縦に全くぼかしがなく。
最大値+100では横が全くぼかしなし。
縦のぼかしが膨らみます。
「光の強さ」は文字通り光の強さを調整します。
ただぼかしの数値がいくらかないと変化しません。

境界ぼかし
文字通りオブジェクトの境界部分をぼかすエフェクトです。
パラメーターは2つ。それに「透明度の境界をぼかす」があります。
範囲・縦横比・透明度の境界をぼかす
「範囲」という名前ですが、ぼかし具合の調整を行うパラメーターです。
数値が高いほどぼかしが強くなります。
「縦横比」は縦と横のぼかしの比率を調整します。
パラメーターの一番左-100で縦に全くぼかしがなく
最大値+100では横が全くぼかしがない状態と言われていますが。
「範囲」のパラメーターがゼロの時には変化がありません。
今回作ったGIFには背景をいろいろ変えてみるも「範囲」も「縦横比」も左右のぼかしにほとんど変化なし。
すみません。
「透明度の境界をぼかす」は要は境界がある場合などそれがわからないようにするということ。
チェックを入れないと以下
チェックを入れると以下。
こちらははっきりと分かりますね。
モザイク
モザイクをかけるエフェクトです。
設定ダイアログは以下。
パラメーター項目が2つと、チェックボックスが1つあります。
サイズ
左のパラメーターを動かすとモザイクの小片の大きさが変えられます。
それによってモザイクが強くかかったり弱くかかったりします。
サイズボタンをクリックして動きのある設定に変更すると右のパラメーターも動きます。
左のパラメーターを大きく。
右のパラメーターを小さく設定して動画を再生してみると以下のようになります。
タイル風
タイル風というのはモザイク画線で区切られるのでタイルのように見える設定です。
上の動画と同じものに「タイル風」にチェックを入れると以下のようになります。
以上でぼかし関連のエフェクトの説明を終わります。
以下に続く
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