AviUtlでGIF形式で動画を保存することができる出力プラグインDirect GIF Export 2
AviUtlはデフォルトでは「.avi」でしか出力することができませんが。
「Direct GIF Export 2」というプラグインを導入すると「.gif」ファイルを出力することができます。
これはAnimated GIF Exportの進化版ですが。
もとのプラグインとはかなり違っていまして。
どちらがよいかは人によると思います。
この記事では進化版の方を解説していきます。
プラグイン導入
まずはダウンロードページに行き。
以下をクリック。
ダウンロードします。
それを展開すると以下のようになりますので
上から3つのファイルをAviUtlのフォルダに入れます。
これでプラグインの導入は完了しました。
確認のため
ファイル→プラグイン出力にカーソルを当てるとDirect Animated GIFExport2というメニューが出てきます。
GIFにしたい動画を作成したらDirect Animated GIFExport2を選択し。
保存する場所を決め。
フィル名を決め。
デフォルトで良ければそのまま「保存」をクリックするとGIFが生成されます。
以下は適当に作ったGIFです。
ただ出力には時間がかかるので。
動画を作ったらそれをキャプチャして。
Animated GIF MakerでGIFにするほうが手間はかかりますが。
長めのものをGIF化するのであれば、時間の節約になるかもしれません。
Animated GIF Makerの使い方については以下をごらんください。
詳細設定
独自で設定を行いたい場合には「ビデオ圧縮」をクリックし。
出てきた画面で設定を行います。
左と右がありあおれぞれで設定を行います。
まず左側。
パスを通す
ただそのまま変更しようとしてもできない場合がありますのでその場合。
左側は「BROWSE」をクリックし。
AviUtlフォルダ内の「gifsicle_x64.exe」を選択して、「開く」をクリック。
それで設定の変更が可能になります。
これを「パスを通す」といいます。
「パスを通す」とは、コンピュータに実行ファイルの在り処を教えてあげることです。
これにより、どこからでもその実行ファイルを呼び出せます。
フレームレートを設定
「Target Framerate」から、フレームレートを設定できます。
デフォルトでは、フレームレート20に設定されていますが。
数値を上げるとなめらかな映像になりますがファイル容量は大きくなり出力に時間がかかります。
数値を下げるとファイル容量は小さくなりますが、動きが滑らかでなくなります。
先程のGIFはフレームレートはデフォルトで20でした。
フレームレートを仮に5にしてみた場合配下のようになって
動きがカクカクしているのがわかると思います。
AviUrtlは、容量が大きいと出力に時間がかかります。
自分の目的にあった数値を設定していくと良いと思います。
色数の設定
「Color Limit」から8~255の間使用できる色の数を設定できます。
デフォルトでは最大値255になっています。
数値を上げると画質は良くなりますが、ファイル容量が大きくな出力に時間がかかります。
数値を下げるとファイル容量は小さくなり。
出力の時間も短縮されますが画質は悪くなリます。
先程のフレームレートの数値5のGIFでは色数はデフォルトで255になっていましたが。
それを50にしてGIFを作ってみます。
先程の色数255と比べると
見た目はそんなに変わりませんが。少し色あせているのがわかります。
そして何よりも出力時間は短縮されます。
見栄えはあまり気にしない場合は色数の数値を落とすのもありです・・・・
ディザの設定
ディザは
ディザリングは、コンピュータグラフィックスで使われる場合には、制限された色数でそれ以上の色調を表現する技法として使われる。ディザリングを施したデジタル画像では、パレットにない色を表現するために、存在する色のピクセルをばらつかせて配置する。ヒトの眼はそのような色の拡散配置を色の混合として知覚する。色数の少ないディザリングを施した画像は、粒状の微細な模様などで見分けが付くことが多い。ウィキ
ということで。
詳しくはウィキを参照してください。
デフォルトではDither Level(ディザレベル)数値は最大100になっていますが。
こののパラメーターを下げると肌理が荒くなります。
色数を変更しt6後期よりも遥かに変化が出ます。
先程の設定のままでディザレベルだけ5にした場合。
以下のようになりました。
なお右側の設定にSecond Ditherという項目があり。
そこでもチェックができます。
Noneが一番元画像に近く。
他の2つは色数が少なくなっています。
こんな感じなので、グラデーションを掛けた動画などはディザレベルを下げるか
右側のSecond DitherではNone以外にチェックを入れたほうがグラデーション効果が強調されます。
他にもパラメーターはありますが。
とりあえず後はデフォルトで大丈夫です。
それで左側の設定を行ったらOK ボタンを押して保存して反映させます。
次は右側。
右側は設定を行う際には下の「Apply」ボタンをクリックしてからOKを押すことで設定を反映させることができます。
例えばループの回数を決める「loop count」ですが。
設定をし終えたら必ず 「Apply」をクリック→「OK」をクリックします。
他の設定(Second Ditherも)も同じです。
また「Make color」のボックスにカラーコードを挿入することで、指定した色を透過する(transparent)設定ができます。
今記事はここまで。
いちいち句点がつくのウザいから読点にして