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AviUtlのすべてのエフェクトについての解説②発光・閃光・拡散光・グロー・ライト・シャドー(光と影)

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AviUtlのすべてのエフェクトについての解説②

前回エフェクトのうち色に関するエフェクトについて解説しました。

AviUtlのすべてのエフェクトについての解説①色系エフェクト

続いて「発光・閃光・拡散光・グロー・ライト・シャドー」などの光と影に関するフェクトについて解説していきます

エフェクトのかけ方などは以下。

AviUtl タイムラインの使い方④エフェクトのかけ方

発光・閃光・拡散光・グロー・ライト・シャドー(光と影)

オブジェクトを光らせたり影を付けたりするエフェクトの解説です。

発光

オブジェクトを光らせるエフェクトです。
設定ダイアログは以下で。

4種類のパラメーターを動かして変化させることが出来ます。

強さ・拡散・しきい値・拡散速度

強さ:発光させる光の強さを調整
拡散:光をどのくらい拡散させるかを調整
しきい値:どの明るさの部分を発光させるかを調整?
拡散速度:「拡散」をさらに広範囲に拡散

ということなんですが。
実際に触ってみるとしきい値の値を大きくすると他のパラメーターが効かなくなることがわかりました。
しきい値ってよくわからないです^^;

画像処理の分野においては、減色処理で使われる用語である。例えば、ある基準の濃度を超える色を黒、それ以外を白にする2値化処理において、この色濃度の基準(黒とするための最小限の濃度)をしきい値、閾値と呼ぶ。また、このように基準を設定して色を区別する処理のことをしきい値処理、または閾値処理と呼ぶことがある。

ということなんですが・・・・

しきい値のパラメーターを動かすと以下のようになります。
パラメーターの値を小さくすると強く発光します。

しきい値を小さめにして「強さ」のパラメーターを動かすと値が大きいほど明るくなり最後は画像がほとんど見えなくなります。

また拡散と拡散速度については拡散のパラメーターをゼロにすると拡散速度のパラメーターを動かしても変化がありません。
適宜調整をして拡散パラメーターを動かすと以下のようになったりします。

値が大きくなると光が拡散して明るめになります。

光学の設定・サイズ固定

光学の設定:光の色を変えることができます。
サイズ固定:サイズ固定にチェックを入れると、発光する範囲がオブジェクトの内側だけになります。

「光学の設定」ボタンをクリックするとカラーパレットが現れますので


そこで色を選択します。

例えば「サイズ固定」にチェックをいれて水色を選ぶと以下のようになります。

「サイズ固定」のチェックを外すと以下のようになって画像の外側でも発光しています。

閃光

対象オブジェクトが閃光を発します。

設定ダイアログは以下。

強さ・X・Y

この項ではデフォルトに設定されている「前方で合成」の状態でGIFを作成しています。

強さ:閃光の強さを調節

「強さ」だけパラメーターを動かすと中心から閃光が発せられます。

X・Y:閃光をどの方向に走らせるかを調整

X・Yはマイナスだと右、下の方向にプラスだと左、上の方向に閃光を発します。

Xパラメーターだけ動かすと以下のようになります。

Yパラメーターだけ動かすと以下のようになります。

前方に合成、後方に合成、光成分のみ

各パラメーターの左下にプルダウンメニューが有って。
閃光がどこに発せられるかを選ぶことが出来ます。

前方に合成:オブジェクトの前方から閃光が走るので。
閃光がオブジェクトの正面にくるとじょうきGIF のように光でオブジェクトが遮られます。

後方に合成:光はオブジェクトの後ろから出ます。

光成分のみ:オブジェクトが消え、閃光だけが現れます。

光色の設定・サイズ固定

「光色の設定」ボタンをクリックするとカラーパレットが表示されますので。
そこから色を選択します。

「サイズ固定」にチェックをいれると閃光の範囲がオブジェクトの枠内だけになります。

光色の設定で色を緑にし。「後方に合成」を選んで。Xパラメーターを動かします。
「サイズ固定」のチェックを外すと以下のようになります。

「サイズ固定」のチェックを入れると以下のようになります。

「前方に合成」にして「サイズ固定」にチェックを入れて動かした場合は以下のようになります。

拡散光

オブジェクトをぼやかしながら光らせます。

設定ダイアログは以下。

項目は3つしかありません。
「拡散」は光の広がる範囲を設定できます。
数値を高くするほどその範囲が広くなります。
「強さ」も「拡散」も数値は0~100まであります。

強さはぼやけ方の強さを表します。
「拡散」がゼロのときにはいくら数値を上げても変化しません。

「サイズ固定」は今までも説明をしてきましたが。
チェックを入れるとオブジェクト内だけで拡散し、チェックを外すとそれ以外の場所化で拡散します。

サイズ固定にチェックを入れて拡散を22にし。
強さのパラメーターを動かしてみます。

グロー

グローエフェクトは「発光」と同じようにオブジェクトを光らせることができますが。
光り方が違います。

設定ダイアログは「発光」と似ています。
ただやはり光り方が違います。

発光

グロー

「強さ」「拡散」「しきい値」「光色の設定」については上記「発光」の解説を参照してください。

ぼかし・光成分のみ

「ぼかし」は文字通り数値を上げるとボケ方が強くなります。
ただ他のパラメーターとの兼ね合いで印象が変わってきます。
また「拡散」は「強さ」がゼロだとパラメーターを動かしても変化しません。
「ぼかし」は「拡散」や「しきい値」などがゼロだとパラメーターを動かしても変化しません。

適宜パラメーターを動かし、「光色の設定」で緑色の光を選びました。
その上で「ぼかし」のパラメーターを動かすと以下のようになります。

 

また「光成分のみ」は「閃光」のところで解説をしましたが。
チェックを入れるとオブジェクト自体は消えて光だけが残ります。

パラメーターを適宜動かして。
「拡散」パラメーターを動かすと以下のようになります。

「光成分のみ」にチェックを入れる

[/wc_column]

「光成分のみ」のチェックを外す。

 

形状

形状には以下6種類があります。
形状ボックスの右にあるプryダウンボタンをクリックするとメニューが出てきます。

例として。

適宜パラメーターを動かし、「光色の設定」で緑色の光を選びました。
光成分のみ」のチェックを外してそれぞれの形状を選択したあと「拡散」パラメーターを動かしてみます。

通常


クロス(4本):上下左右の4方向に光が走ります。


クロス(4本斜め):光が斜め4方向に走ります。

クロス(8本):上下左右に斜めを合わせた8方向に光が走ります。
このGIFだとクロス(4本斜め)と同じ様に見えますがすみません^^;
実際には星型などで見る特別が付きます。

ライン(横):横方向にだけ光が走ります。

ライン(縦):縦方向にだけ光が走ります。

 

 

ライト

オブジェクトにライトを当てた感じになります。
設定ダイアログは以下

「強さ」と「拡散」「色の設定」については今までの説明をご覧ください。

比率・逆光

比率:光が対象オブジェクトの内側を光らせるか外側を光らせるかの割合の調整。

-100だと内側だけ光りますし、+100だと外側だけ光ります。
逆光:光が後ろから当たります。
適宜パラメーターを調整し。
「強さ」パラメーターを動かします。
比率
逆光

シャドー

オブジェクトん微影をつけるエフェクトです。

設定オブジェクトは以下です。

X・Y・濃さ・拡散
影の位置をX座標とY座標で調整することができます。
X:プラス方向に数値を振ると影は右に、マイナス方向に数値を振ると影は左に移動します。
Y:プラス方向に数値を振ると影は下に、マイナス方向に数値を振ると影は上に移動します。
濃さ:数値を上げるトカゲが濃くなります。
拡散:数値を上げるトカゲが拡散していきます。

影を別オブジェクトで描画

「影を別オブジェクトで描画」にチェックを入れると
オブジェクトの影という位置づけでなく影それ自体をオブジェクトとみなします。
なのでオブジェクトトカゲの一体感が少し削がれます。

オブジェクトを回転させてみます。

チェックを入れていないもの

チェックを入れたもの

影色の設定・パターン画像ファイル

影色の設定:影の色を設定することが出来ます。
設定ダイアログをクリックするとカラーパレットが出てきますのでそれで選択します。

選択を変えていくと以下のようになります。

パターン画像ファイル

「パターン画像ファイル」ボタンをクリックするとエクスプローラーが立ち上がります。
そこで選んだ画像を影に適用することが出来ます。

以下の画像を選んで見ると。

こんな感じになります。

 

光と影関連はここまで。

AviUtlのすべてのエフェクトについての解説③クリッピング関連(クリッピング・斜めクリッピング・マスク)は以下

AviUtlのすべてのエフェクトについての解説③クリッピング・斜めクリッピング・マスク

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