エフェクトの表示方法とその使い方
タイムライン上を右クリックするメニューについて順番の解説してきているんですが。
今回はそうすると出てくるメニューの中で、「フィルタオプションの追加」についてです。
これでエフェクトを使えるようになるのですが。
そもそもエフェクトとはなんぞや、ということについてウィキを引用しておきます。
エフェクト (effect) とは、英語で「効果」「影響」「結果」の意味。
元からあるものに対して加工を加える、もしくは加えた場合などに使われる。
基本的には「映像」や「音声」を加工する場合に用いられるのが一般的である。また、時として映像の背景にある物(飾りを初めとして、雲や雷、雨)を指す場合もある。その場合は実際その映像が撮られたり録音された時点での実際の天候ではなく、人為的に加えられたものだけを指すのが通常である。例えば実際は晴天なのに、カメラの前にジョウロで水を流せばあたかも天気雨のシーンを作る事が可能であり、これも一種のエフェクトと捉えることができる。
タイムライン上の空いているところをクリックし。
「フォルダオブジェクトの追加」にカーソル位を当てるとエフェクトメニューが表示されます。
ただここで表示されるエフェクトメニューは他のやり方でも表示できます。
ただし機能がそれぞれ違っていますので。
まずはエフェクトメニューを表示させるやり方とその特徴についてまとめたああと。
各エフェクトの効果について解説をしていきたいと思います。
エフェクトメニューを表示させるやり方とその特徴
フォルダオプションの追加でエフェクトを読み込んだ場合。
上のレイヤーにある全てのオブジェクトに対してエフェクトを適用することが出来ます。
なのでオブジェクトにまとめてエフェクトを適用させたい場合には便利です。
上記のように設定して「振動」エフェクトを下に置くと上の四角形と円の両方が振動しているのがわかると思います。
「フィルタオブジェクトの追加」から選ぶものはエフェクトの数が少ないので。
その中にある限られた種類のエフェクトしか使用できないというマイナスがありますが
一方で「フィルタオブジェクトの追加」でしか使えないエフェクトもあります。
「シーンチェンジ」と「部分フィルタ」です。
また下の8種類のエフェクトはメインウインドウの「フィルタ」メニューの殆どを(全部じゃない)タイムラインでも利用できるようにしたものです。
「メディアオブジェクトの追加」→「フィルタ効果の追加」でメニューを出した場合。
「メディアオブジェクトの追加」のところでも少し説明したが。
レイヤーの上を右クリックして
「フィルタオプションの追加」→「フィルタ効果の追加」にカーソルをあわせてエフェクトメニューを表示させる方法もあります。
ここでエフェクトを設定すると挿入したレイヤーの一つ上のレイヤーのオブジェクトだけが影響を受けます。
ちなみに「フォルダオプションの追加」からエフェクトメニューを追加した場合と
「メディアオブジェクトの追加」からエフェクトメニューを追加した場合とでは
タイムライン上に表示されるエフェクトオブジェクトの色が少し違います。
「フィルタオブジェクトの追加」から追加したエフェクトは「緑」
「メディアオブジェクトの追加」から追加したエフェクトは「青緑」になりますのでそれでも区別がつきます。
それで上記のようにオブジェクトを配置した場合。
エフェクトの一つ上の四角形にだけにエフェクトが掛かって振動しているのがわかります。
(円は振動せず)
オブジェクトのいくつかにエフェクトをかけようとするといちいち挿入していかないといけません。
なのでこれで複数エフェクトをかけようとするとタイムラインが汚くなってしまいますが。
一つ上だけにエフェクトを掛けられるので適用時間の変更とかが設定しやすいです。
設定ダイアログからエフェクトメニューを出す場合
オブジェクトをクリッくして出てきた設定ダイアログの上を右クリック→「フィルタ効果の追加」にカーソルを当てるとエフェクトメニューが出てきます。
または設定ダイアログの右上にある➕マークをクリックするとエフェクトメニューが出てきます。
これだとオブジェクト自身にエフェクトを適用させることが出来ます。
ただし10個まで。
エフェクトオブジェクトを追加しなくて済むので、タイムラインがごちゃごちゃにならないのがいいですね。
また同じエフェクトを適用したオブジェクトを何個も用意したい場合など
設定ダイアログからエフェクトを掛けたオブジェクトをコピーすれば一個で良いので楽です。
例として。
円オブジェクトのエフェクトメニューから「閃光」を選んでクリックすると
ダイアログの下にエフェクトパラメーターが表示されます。
試しにこのオブジェクトをコピーし。
下に貼り付け。
XYのパラメーターを少し変更して重ならないようにしてみました。
すると以下のようになります。
エフェクトを複数追加する場合
エフェクトオブジェクトの設定ダイアログからエフェクトメニューを呼び出して追加すると。
ダイアログに次々追加されていきます。
同じタイミングで発動させたいエフェクトを複数使いたい場合はこれがベストです。
タイムラインもスッキリします。
例えば以下のように(フィルタオブジェクトを追加からエフェクトを選択)オブジェクトを設定し。
「ぼかし」のエフェクトオブジェクトをレイヤーの一番下においてパラメーターを適宜動かした場合以下のようになります。
今度は「ぼかし」を選択したエフェクトオブジェクトに更にエフェクトを2つ加えました。
「振動」と「ラスター」です。
するとエフェクトが3つ同時に作用して以下のようになります。
エフェクトの削除や移動
エフェクト上で右クリック→「フィルタ効果の削除」をクリック
でエフェクトが削除されます。
またその下の「フィルタ効果を上に移動」「フィルタ効果を下に移動」をクリックすればエフェクトを上下に移動することが出来ます。
エフェクトは、上にあるものほど先に適用されますから順番を変えるだけでも印象が違って見えたりします。
例として図形オブジェクトに「縁取り」と「閃光」のエフェクトを掛けます。
縁取りが上のとき
閃光を植えにしたとき
ずいぶん違いますね。
エフェクトにはどんな物があるのかは別記事で解説をします。
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