今まで拡張プラグインのインストールについて説明してきましたが。
必要なプラグイんのインストールが済んだあとに初期設定を行ってさらに使いやすくしていく必要があります。
AviUtlの初期設定
システム設定の設定
AviUtilを起動して設定画面を開きます。
が・・・・・
システム設定の場合「管理者として実行」しないとチェックができないものがありますので。
設定を行うまえにAviUtilのアイコンを右クリックし。
更に出てきた画面を右クリックして「管理者として実行」をクリックします。
ファイルをクリック→環境設定をクリック→システムの設定をクリック。
出てきた画面をいくつか変更していきます。
デフォルト画面と編集後画面を続きで示します。
デフォルト
編集後画面(目安)
赤の枠で囲んだところは必須。
青は任意。
リサイズ設定のところは1920×1080,1440×1080,を冒頭に追加。
再起動をしないと反映されませんので一旦AviUtlを閉じます。
その際以下のような画面が出て来きますがOKを押してください。
システム設定の必須項目とその意味
なので設定事項の詳細について注意すべきものだけ簡単に説明をしておきます。
便宜的に必須項目と任意項目に分けましたが。
システム設計は各自の好みやスペックによっても違ってきますから。
使いながら調整をしていくことになります。
必須項目
青で囲んだところが編集チェック必須のところです。
最大画像サイズ
編集できる最大画像サイズを設定します。
設定できる画像サイズは640×480以上でかつ8の倍数でなければなりません。
ただし最大画像の大きさぴったりに設定してしまうと縁取りとか実際には画像がそれよりも大きくなる場合があります。
そのため通常は最大画像の大きさよりも大きめに設定する必要があります。
1920×1080なら2200×1200などと設定します。
また設定した最大画像よリも大きな画像は読み込めません。
最大フレーム数
編集できる最大フレーム数を設定します。
フレームとは動画において使われる静止画像、コマのことで。
仮に一秒あたり30フレーム使われるとすると30fps(frames per second=フレーム毎秒)と表されます。
設定できるフレーム数は1024~8388607ですが。
デフォルトで設定されているでは「320000」となっていますがこれは320000フレームという意味で。
一秒あたり30枚のフレームを使うとすると320000÷30=10666秒(3時間近く)までの動画が作成できます。
一秒あたり60枚のフレームを使うとするとその半分の時間の動画まで編集可能です。
もしもっと長い動画を編集したい場合にはこのフレーム数を増やしていきます。
ただしじゃあ最初から大きくすればいいかというと。
動作が遅くなったりエラーが出やすくなったりしますので。
自分の作成したい動画時間に合わせて設定したほうが無難です。
キャッシュフレーム数
メモリを多く使用してAviUtl自体の動きを早くするための設定です。
しかし多すぎるとメモリをたくさん消費しますので逆に動きが遅くなったりしますので。
適正値は8~32までに抑えておいたほうが良いと言われています。
LargeAddressAwareを有効にする
メモリを2GB以上使えるようになります。64bit版OSの場合4GBまで使えるようになる
ので64bitOSで、メモリを4GB以上積んでいるPCを使っている場合は、チェックを入れると良いでしょう。
ただし、管理者権限を実行していないとチェックすることができません。
編集のレジューム機能を有効
チェックを入れると終了時に編集プロジェクトを自動的に保存し
次の起動時に自動的に読み込むことができます。
ただ、手動でも保存することができますので。
自動でファイルが作られてしまって 動作が重くなったりするのが嫌いな人はチェックを外しておきます。
任意項目
リサイズ設定の解像度リスト
サイズの変更やリサイズの解像度リストを設定します。
頻繁に使うサイズや解像度があれば、ここで設定しておくと便利ですが、
サイズの指定時にも任意のサイズに変更することができるので必須というわけではないです。
サイズを加えると追加したサイズは「設定」→「サイズの変更」にマウスを当てると出てきます。
そこでサイズ変更することができるのが便利です。
再生ウィンドウの動画再生をメインウィンドウに表示する
メインウィンドウで動画を再生します。
「再生ウィンドウ」自体は、
メニューの「表示」→「再生ウィンドウの表示」から表示・非表示できます。
メインウィンドウで作業をしない場合は入れておいても良いかも・・・
そこで編集をしようとすると音量調整が再生中にしかできないし『停止』が使えません。
す。
任意フレーム数移動
ショートカット使用時に移動するフレーム数を設定します。
ショートカットを使用しない場合は編集する必要はありません。
デフォルトの出力ファイル名
デフォルトの出力ファイル名を設定することができます。
%p : 編集中ファイルのパス
%f : 編集中ファイルの名前
%a : 編集中プロジェクトファイルの名前
%w : 出力する画像の幅
%h : 出力する画像の高さ
%u : 出力先頭フレーム番号
%b : 出力終了フレーム番号
%c : プロファイル名
編集ファイルが閉じられる時に確認ダイアログを表示する
チェックを入れると現在のファイルが閉じられるときに確認ダイアログを表示されます。
うっかり閉じてしまって変更が保存されないなどのリスクを回避することができます。
とはいえチェックを入れておかなくてもファイルが変更されているときはその旨が表示されますが・・・
追加読み込みしたファイルのfpsを変換しない
メニューの「ファイル」→「追加読み込み」から追加読み込みしたファイルのフレームレートを
最初に読んだものに合わせないで読み込むようにする設定です。
動画のフレームレートを統一したい場合はチェックをいれます。
MP4 Expert Plugin を利用するときは入れといたほうが良いとのこと。
ロード時に29.97fpsに近いものは自動的に29.97fpsに変換する
チェックを入れるとロード時にフレームレートが29.97fpsに近いものは自動的矯正t機にに29.97fpsに変換してから読み込むようにします
音ズレが直らない時などで中途半端なフレームレートを矯正してくれます。
関連ウィンドウ同士を移動時にスナップする
これにチェックを入れると拡張編集ウィンドウや再生ウィンドウを移動させるとメインウィンドウ等にくっつきます。
またメインウィンドウを移動するときはくっついたまますべての関連ウィンドウが移動します。
フィルタ順序の変更
つぎはフィルタ順序の変更ですが。
この設定を行っていなければ使えなくなる機能も出てくるため必須です。
AviUtlを起動し、設定をクリック→フィルタ順序の設定にカーソルを合わせ→ビデオフィルタ順序の設定をクリック
すると以下のような画面が出てきます。
というかすでに編集が終わっている画面です。
やり方は以下の通りです
まずは「サイズの変更」をクリックします。
すると青色の背景が付きます。
その状態で下にある「上に移動」をクリックしながら一番上に来るように移動をします。
同じように「拡張編集」を2番めに来るように同じように操作をします。
上記画像のようになったら設定は完了です。
この「サイズ変更」を一番上に持ってくるのは例えば最初に大きなサイズに変更しておけば、次に入ってくる素材は予め変更されたサイズになるからです。
「サイズ変更」が「拡張編集」のあとにあると別のサイズで編集したあと引き伸ばす感じになるんで。
「サイズ変更」が一番上にあると何かと便利です。
とはいえこれから様々なプラグインを入れていく場合。
優先順位が変わることがよくありますし。
更にいうと人それぞれで考えが違います。
やっていく中で自分にとって一番良い方法を見つけてください。
それから「色変換の設定」ですが、これが自動になっているかどうかを確かめてください。
違ってたら「自動」にチェックを入れ直してください。
これで初期段階でのすべての設定が終了しました^^;
といってもやることは切りがありませんし。
人それぞれですので初期設定が良いとも限りません。
あとは実際の編集作業をしながら自分なりのAviUtilを作り上げていきましょう。
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