前記事は以下
今回はブラー関連のエフェクトについてまとめてみます。
動いている対象をカメラで撮影した時に生じるぶれ、つまり被写体ぶれ(英語でblur)のことである(ウィキ)
ということなんですが。
つまりは残像のことですよね。
ぼかしの一種です。
ブラー関連エフェクト
エフェクトの出し方については以下の記事をご覧ください。
「メディアオブジェクトの追加」からエフェクトを出すやり方は以下。
なおブラー関連エフェクトは重いです。
多用するとタイムラインが動かなくなったりしますのでそういう場合は
ブラー関連エフェクトを一旦削除する必要があります。
放射ブラー
放射状にブラーをかけることが出来ます。
設定ダイアログは以下。
範囲:放射されるブラーの範囲を決めます。
X・Y:Xは左右、Yは上下ニブラーの方向を調整することができます。
なお範囲の値がゼロの場合はX・Yパラメーターを動かしても変化はありません。
サイズ固定にチェックを入れた場合とチェックを外した状態でそれぞれパラメーターを動かしてみます。
サイズ固定にチェックを入れるとオブジェクト内でブラーが起きる、チェックを入れないと外にひろがる、
と言われているようですが。
実際に動かしてみるとあまり変わらなかったです^^;
サイズ固定にチェックを入れない場合
範囲パラメーターを動かします。
Xパラメーターを動かします。
Yパラメーターを動かします。
サイズ固定にチェックを入れた場合
範囲パラメーターを動かします。
Xパラメーターを動かします。
Yパラメーターを動かします。
上記の画像だとサイズ固定にチェックを入れた場合とチェックを外した状態ではあまり変化は見られません。
他の画像でも試しましたが似たようなもの。
私のやり方が悪いのかもしれませんので皆さんで試してください。
すみません(T_T)
方向ブラー
「方向ブラー」は自分の好きな角度にブラーを調整することができる機能です。
設定ダイアログは以下。
範囲:放射されるブラーの範囲を決めます。
角度:放射されるブラーの放射角度を調整します。
この角度パラメーターがあると縦横だけでなく斜めにブラーを放射することが出来たりします。
前の放射ブラーもそうでしたが。
サイズ固定に関してはチェックをいれると、ブラーの効果範囲がオブジェクトの中だけに限定されると言われていますが。
チェックを入れても入れなくてもあまり変化が見られません。
なのでパラメーターだけで見ていきます。
範囲と角度が組み合わさっって様々な動きをしていきますので。
触ってみるのが一番です^^;
ちなみに範囲の値が0だと角度のパラメーターは効きません。
なので適宜調整をした上で各パラメーターを動かしてみます。
範囲パラメーターを動かした場合。
角度パラメーターを動かした場合。
レンズブラー
レンズブラーはカメラのピントぼけのようなぼかしができるエフェクトです。
設定ダイアログは以下です。
例のごとく「サイズ固定」に関しては触れません。
範囲:レンズブラーの範囲を調整します。
数値が大きくなるとピンぼけがひどくなります。
光の強さ: 文字通り光の強さを調整します。
範囲の値が0のときはこのパラメーターは動かしても変化しません。
なので範囲の値を0以上にして。
その上でパラメーターを動かすと値が大きくなるほど明るくなります。
モーションブラー
オブジェクトの動きに対してブラーをかけることができるエフェクトです。
動いたオブジェクトに残像をつく得ることが出来ます。
モーションブラーを使用する前にやること
モーションブラーなのでオブジェクトが動かないと始まりません.。
それで例えば。
以下のようなレイヤーの構造の中で。
真ん中のカメラを向けている女性の画像を直線移動にします。
それだけだと一方向にしか動かないので。
画像オブジェクトに中間点を追加し。
往復移動するよう設定。
その上でーションブラーのパラメーターを動かしてみます。
>設定ダイアログは以下。
パラメーターは2つ。
間隔:残像が残る時間を調整でき、数値が高いほど残像が長くなります。
分離能: 数値を上げるほど、1フレームに描画される残像の数が増えていき。
残像感が増します。
残像:チェックを入れると、動いているオブジェクトはハッキリし、チェックを外すとオブジェクト自体も残像のようにぼやけて表示されます。
チェックを入れないと「残像」だけにチェックを入れてもブラーは発生しません。
また「残像」のチェックを外して「オフスクリーン描画」だけにチェックを入れると元の画像がぼやけて見えなくなります。
出力時に分離能を上げる:チェックを入れると出力したときに動画作成時に設定したものよりも残像が強く出ます。
パラメーターチとェック項目の違いによる実際の動き
まず「残像」と「オフスクリーン描画」の両方にチェックを入れた状態でパラメーターを動かしてみます。
「出力時に分離能を上げる」はとりあえずの見え方に関係がないのでチェキ句を入れても入れなくても同じです。
分離能パラメーター
間隔パラメーターを1(最小)にして分離能を最大25にした場合
残像がくっきりしています。
間隔パラメーターを1(最小)にして分離能を最小1にした場合
残像が形を留めなくなっています。
間隔パラメーター
上記GIF との比較で分離能を最小1にした状態で間隔パラメーターを最大100にした場合
上記GIFに比べて残像が長く尾を引くのがわかります。
なおいずれにしても「オフスクリーン描画」にチェックが入らないとブラーは起こりません。
残像だけにチェックを入れた場合。
オフスクリーンだけにチェックを入れた場合
この場合は元画像がぼやけます。
以上でブラー関連のエフェクトの解説は終わりです。
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