ドメインを取得したら。
次にそのドメインを置いておくサーバを自前で構築するか、契約するわけですが。
サーバとはなにか
そもそもサーバってなんなの?と改めて考えてみると結構分かってない人も多いです。
(自分のことですが)
サーバのもともとの意味って?ここからみていきたいと思います。
よく例えられるのがビールサーバ。
ビールサーバーというのはビールが入れてある入れ物で。
そこから注文を受けたお客さんにビールを提供します。

引用元
http://www12.plala.or.jp/beerjournal/meurokohanashi/6_server.htm
つまりサーバとはクライアントに対してサービスを提供するもののことです。
じゃあ私達が使うレンタルサーバーの、サーバというのはどんなサービスを提供するのか?
私達が使っているサーバは。
「Webサーバ、メールサーバなどのソフトウェア」や、
その他さまざまなデータが入っていてそれを保管する入れ物のことです。
ビールサーバでいうとビールが詰まっている入れ物です。
しかしまたWebでいうところのサーバは大雑把に言えば私達が使っているパソコンと何ら変わりがありません。
私達はパソコンに様々なソフトを入れてパソコンを動かしていますが。
このパソコンに当たるものが使い方によってはサーバと呼ばれるのです。。
ではなぜパソコンと呼ばずにサーバと呼ばれているのかというと。
サーバの場合、クライアントからの指示を受け取り、
その内容に応じた情報を送り返すというサービスを行っているからです。
箱の中に詰まっている情報を必要とするクライアントに与える。
つまり
クライアントから要求された情報を提供するコンピューターのことをサーバーと呼んでいるんです。

引用元
https://www.kagoya.jp/howto/rentalserver/basic-01/
どのようにして情報をサーバから取り出すのか?
ただビールサーバーと違ってサーバとクライアントは離れていますので。
情報を取り出すためには複雑な仕組みが介在しています。
Webサイトを見るにはまずブラウザ(Google Chrome、Safari 、Firefox、Internet Explorerなど)が必要です。
そしてあるサイトを表示させ用地した場合、
ブラウザにサイトのアドレス「http:/〇〇◯・・・」(情報が詰まっているサーバーの住所)を入力します。
すると
①ブラウザが、該当するアドレスとIP(Internet Protocolインターネット接続事業者)を紐づけし
DNSサーバを介して目当ての情報が格納されているWebサーバにアクセスしてくれます。
②情報を受け取ったWebサーバは、サイトを表示するためのデータ(HTML、CSS、JavaScript、画像など)をブラウザに送り返します。
③するとWebブラウザはHTMLドキュメントという形でデータを受け取りますが。
その中にテキストや画像、ページのデザインやレイアウトを指定するCSS、ページ内で動きをつけるJavaScriptなどが指定してあります。
④Webブラウザはそれらを解析し整理し処理して、画面にレンダリングすることで、Webサイトを表示しています。
レンダリング(rendering)とは、データ記述言語やデータ構造で記述された抽象的で高次の情報から、
コンピュータのプログラムを用いて画像・映像・音声などを生成することをいう。(ウィキ)
つまりWebサーバというソフトウエアは、サイトの表示に必要なデータを情報が格納されているサーバーに送り、
そこから情報をブラウザに送り返させる役割を果たしているのです。
ウィキを見るとリクエストとレスポンスにはそれぞれ別のWebサーバが働いているようですが、それらをまとめてDNSサーバとも言ったりしています。
DNSサーバについてはウィキを引用しておきました^^;
DNSサーバ(ディーエヌエスサーバ)は、Domain Name System(DNS)の「名前解決」の機能、すなわち、ホスト名やメールアドレスに含まれるドメイン名などといった「名前」などから、IPアドレスなどの実体を得る「解決」を行う、分散データベースの構成要素となる機能を実装したサーバである。ドメインの持ち主が情報を提供するための「DNSコンテンツサーバ」と、ネットワークの利用者(ドメイン名システム(DNS)の利用者)が名前解決に利用するための「DNSキャッシュサーバ」があるが、両者は全く違うものなので混同してはならないし、そもそもDNSサーバと総称すること自体に問題がある。コンテンツサーバはドメインの持ち主が管理することもできるが、多くの場合、プロバイダやレンタルサーバ業者などが提供しているものを利用する。キャッシュサーバは、接続プロバイダなどがほとんどの場合に用意しており、「インターネットを利用するための機器の設定」にその設定が含まれていたり、あるいはDHCPでIPアドレス等と一緒に自動的に設定してしまうことが専らであるが、ユーザのLAN内に(あるいは端末自身の中のサーバとして)用意して、そちらを使うこともできる(分散システム的な観点からは、そのほうが望ましい)。(ウィキ)
またカゴヤのサーバー研究室では図で解説しておりました。

引用元
https://www.kagoya.jp/howto/webhomepage/01/
サーバの意味がわかりにくいわけ
ネットの世界でサーバという呼び方をするものには2種類があります。
1ソフトウェアを格納する倉庫である「ハード」
2Webサーバなどの「ソフトウェア」をあらわすもの
このWebサーバという表現が曲者で。
本来は2の名称であるものを1のようにそれが入っている入れ物の名前としても使われています。
また逆にソフトウエアであるWebサーバのことをサーバと言ったりもしますので。
初心者にはわかりにくいと思います。
サーバーもしくはWebサーバという言葉が出てきた場合、
どちらの意味で使っているのかを判断する必要があります。
それではサーバーを選ぶ基準は何なんでしょうか?
レンタルサーバーとは
この記事ではサーバーを借りるものに限定をし。
知識を深めていきたいと思います。
自前の専有サーバーは一日中コンピューターを起動しておかなくてはならないので個人の場合では。
コスト面から言っても現実的ではありません。
またレンタルサーバーと一口に言っても
共有サーバー・専用サーバー・VPS(仮想専用サーバー)・クラウドサーバー
という4種類がありますが。
初心者や小規模サイトを運営する場合にはコストの面から言って共有サーバーが現実的です。
共有サーバーはアパート・マンション、専用サーバーは一戸建てのようなイメージです。
カゴヤのサーバー研究室というところがありまして。
先程から図を拝借させていただいているんですが。
様々な記事を見た中でのダントツでわかりやすいです。
カゴヤといえば老舗のレンタルサーバーの会社で、以前ほど絶対というわけではなくなったものの。
もしレンタルサーバーを選ぶのであれば選択肢の一つに入ると思います。
その中で
レンタルサーバーとは、文字通りそのサーバーを貸し出す(レンタル)するサービスです。
自分でサーバーを構築したり運営したりするためには、そのためのコンピューターを購入し、設置する場所も用意しなければなりません。1日中コンピューターを起動したままにしておく必要があることが多いので、その分電気代もかかることになります。その点レンタルサーバーを利用すれば、業者側でコンピューターの準備や管理をしてくれるため、その心配はありません。
レンタルサーバーを利用してホームページを公開する場合、ホームページの作者はサイトのデータをまとめてレンタルサーバー業者の運営するサーバーに対して転送します。一方、そのホームページを見たい複数の一般ユーザー(お客様)は、レンタルサーバー業者の運用するサーバーにアクセスしてホームページをみるという仕組みになっています。引用元
https://www.kagoya.jp/howto/rentalserver/basic-01/
今どきのレンタルサーバーは最低機能を備えている。
サーバーを選ぶ基準はディスク容量、CPU数、メモリ容量、SSL対応、対応言語、ワードプレス対応。
そして料金、サポート体制など比較項目がたくさんあるように見えます。
しかし、実際のところまともなレンタルサーバー会社は最低の機能は備えています。
なので外見的なスペックを比較してもそれほど違いがありませんし、また料金的にも差別化はされていません。
実際契約をしてみて初めてサポート体制がちゃんとしてるとかちゃんとしていないとか。
回線のスピードが早いかどうか、などがわかるので。
ステマでない、ちゃんとした口コミは大事です。
私個人の評価として最悪だったのはFUTOKAはというレンタルサーバーです。
アダルトサイトでも作ってみようか、と思って様々調べたところアダルトサイトが運営可能ということで。
スタンダードプランというのに入ってみました。
ステマ記事だったんでしょうが良い評価のものが結構ありました。
1,980円/月は高いなあ、とは思いましたが。アダルトやるんだから仕方がないか、なんて思ったんですが。
不具合が起きたんで連絡をしたらサポートが最悪で、質問のメールを送っても返事すらよこさない。
ありえない、って思いました。
ひどいんですよね。
やめようと思ってたら、次年度の一年分の料金23,760円が知らない間に引き落とされていて。
それに対してなんの連絡もないわけですよ。
火に油を注ぐというのはこのことで。
速攻で止めましたが。
スペック上の比較は程緋威にしたほうが良いと思い知らされました。
なぜスペック的に差別化ができないのか?
今まで見てきたようにレンタルサーバー会社というのは。
インターネット回線を借り、サーバーを買うか借りるかし。
それを一般ユーザーに貸し出す。
という非常にシンプルな装置産業なのです。
これはどのレンタルサーバー会社も同じで。
ネット回線・サーバー価格・人件費はそれなりの相場があり、条件は同じなので。
なかなか差別化ができないんです。
利益を出そうと思えばブランドとしての評価を得て安定的に集客ができる体制を作るという王道のほか。
できるだけ安い給料で社員を使うとか。
できるだけ沢山の人を1台の共有サーバーに詰め込んで運用するなどがありますが。
共有サーバーにたくさん人を漬け込めば当然回線が遅くなりますし。
人件費をケチればサービス体制も荒くなります。
結局評判が悪いサーバーは集客できなくなります。
ということで格安レンタルサーバーというのは必要な何かを犠牲にしているはずです。
上記以外でも目に見えないところで経費がケチられている可能性があるんです。
例えば耐震補強・消火設備・冷房が完備されたビルに入って適正管理されたメーカー保証付きサーバーを使うとなれば。
それなりの経費はかかります。
しかしそれはクライアントの目には触れませんが、安定的に運用するためには絶対に必要なことです。
賃貸マンションの部屋に置かれたデスクトップパソコンで運営しているレンタルサーバーは確かに安いし
またレンタルサーバー事業は問題なく運営することがかもしれませんが。
起こりうるトラブルのことを考えると躊躇します。
サイトを運営するには「安定性」が欠かせないからです。
そういう意味で格安レンタルサーバーを探すのはおすすめできません。
エックスサーバーはおすすめか?
カゴヤの解説を度々引用しておきながら申し訳ないんですが。
私が主に使っているレンタルサーバーはエックスサーバーです。
先ほどスペックで表せる部分では余り差がでないと書きました。
スペックに表れない部分ではだいぶ違います。
「安定性」はその最たるものですが、その他に「実用速度」と「サポート」も実際に使ってみないとわかりません。
そのためある程度調べたら実際に試用してみるのが早いです。
ただ安定性に関しては短期間試用してもわかるようなものではありません。
マイナスの口コミが少ないということが一つの目安になると思います。
私は人に勧められるままにエックスサーバーを契約しましたが。
今までの数年間嫌なことは一つもありませんでした。
実用速度に関してはスペックが良くても、
実際に一つのサーバーにサイトをたくさん詰め込んでいるような場合には遅くなります。
これはひとえに会社の姿勢によるものですので。
試してみないことにはわかりません。
またサポートに関しては先程書きましたが、エックスサーバーは非常に対応が早く。
私のような未熟なものにも丁寧に対応してくれました。
見当違いの質問については担当者もうんざりしていると思いますが。
そういうものについても根気よく対応してくださるのは安心です。
私はそれが当たり前だと思っていましたので。
FUTOKAがメールを送っても返事も来ない、というような塩対応をされて驚きました。
そして次年度継続するかどうかを問い合わせるメール一通も来ることなく課金されてしまいました。
そこで速攻で解約しましたが。
サポート体制がここまで違うものであることを実感させられました。
ワードプレスなどのCMSを使って作ったものは別のサーバーに移し替えるのはなかなか大変です。
できるだけ安心できるレンタルサーバーを選びたいものです。
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