テキストエディタATOMとは
テキストエディタは、文章(テキスト)を編集するためのアプリケーション。
文字をそのまま出力することが出来ます。
テキストエディタ(英語: text editor)とはコンピュータで文字情報(テキスト)のみのファイル、すなわちテキストファイルを作成、編集、保存するためのソフトウェア(プログラム)である。一般的に、文字情報の入力、削除、コピー、貼り付け、検索、置換、整形などの機能を備えている。(ウィキ)
そんな中でもAtom(アトム)はソフトウェア開発のためのウェブサービス「GitHub」で開発され、
2015年6月に正式バージョン1.0.0がリリースされた、出来て間もないキストエディタです。
しかし、Web開発者が作業を効率化するための様々な機能を網羅していて。
かつオープンソースなので多くの開発者によって拡張機能が数多く公開され続けていて。
その中の人気の拡張機能は標準機能として加えられ続けていると言う。
今後どこまで良くなっていくかわからないという、将来性があるテキストエディタです。
一つのウィンドウで単一のファイル、プロジェクト全体、複数のプロジェクトを開くことができます。
エディタとしての基本的な機能もハイレベルですが。
「パッケージ」と呼ばれる拡張機能を追加することで、
個々人が使いやすい環境を作り上げることができるのは魅力的です。
今回はまだ触ってみたことがない方のための最低の必要事項のみの解説になります。
ATOMのインストール
公式サイトに飛んで、ダウンロードボタンをクリック。
公式サイトはこちら
AtomSetup.exe
を実行してインストールします。
ATOM の設定
テーマ(背景の色)を変える
背景はデフォルトだと真っ黒なんですが。
それを明るくすることも出来ます。
「ファイル」→「環境設定」をクリック。
画面の「テーマ」をクリックし、「インターフェーステーマ」と「シンタックステーマ」を変更する事で背景となる色を変えることが出来ます。。
ちなみに。
インターフェーステーマは、タブやツリービューなどの色を設定する時に使います。
シンタックステーマは、エディタ編集画面の色を設定する時に使います。
デフォルトの「One Dark」だとタブ・ツリービューなどの部分とテキスト編集部分が直感的に区別しにくいので。
変更をしたりするわけです。
テーマをインストールすることも出来ますがそれはまた後で。
日本語対応フォント「Ricty Diminished」の設定
フォントは人によって好みが違うと思いますが。
多くの方に利用されいるフォントがRicty Diminishedです。
Ricty Diminishedフォントのインストール。
GitHubのプログラミング用フォント Ricty Diminishedにアクセス。。
「Clone or download」をクリックし、「Download ZIP」をクリックします。
RictyDiminished-master.zipを展開すると、以下のようになります。
この中のTrue Type フォントファイルを
中にあるすべてのttfファイルを順番にダブルクリックし、出てくる画面の「インストール」をクリックします。
ATOMを立ち上げ、「ファイル」→「環境設定」をクリックします。
出てきた画面の「エディタ設定」をクリックし。
中頃にあるフォント(font family)のボックスに RictyDiminishedと書き入れます。
スペルを間違うと反映されませんので確認をします。
間違いがなければ終了です。
メニューの日本語化
メニューが英語なのがとっつきにくいという方は日本語に変えてみましょう。
「File」→「Settings」の順にクリックする
出てきた画面の下の方「Install」をクリック。
右に出てきたInstall Packageの「Search packages」に「japanese-menu」と入力し、「Packages」をクリックします
すると出てきた下の画面一番上「japanese-menu」のインストールボタンをクリックします。
するとほぼ日本語で表記されています。
ただまだ英語が残っています。
というのもjapanese-menuをインストールしても、Atomのバージョン1.17から1.23の間に追加されたメニューは日本語化されないのです。
japanese-menuが対応しているAtomはバージョン1.17(japanese-menuのバージョンは1.13.0)なのでそれ以降に追加されたメニューは日本語化されません。
ただ実際の作業にはほとんど差し支えがないと思われますので。
以下はどうしても日本語だけにしたいという方用の説明です^^;
更なる日本語化
どうしても残っている英語を日本語化したいというのであれば。
更に以下のようにしていきます。
例えば「表示タブ」をクリックした場合。
「Toggle Git Tab」や「Toggle GitHub Tab」が英語で表示されています。
これを日本語に直していきます。
まず「ファイル」→「環境設定」で出てきた画面から「インストール」をクリック。
パッケージがインストールされるフォルダを確認します。
出てきた画面一番上「パッケージのインストール」と書かれた下に
「C:\Users\(ユーザー名)\.atom\packages」と表示されていて保存ファイルの保存場所が書かれています。
次に「ファイル」→「フォルダを開く」の順にクリックします。
エクスプローラーが開きますので。フォルダのボックスに「C:\Users\(ユーザー名)\.atom\packages」を入れて。
「フォルダの選択」をクリック。
すると新規でATOMの別画面が立ち上がります。
そこからjapanese-menu」→「def」の順にクリックをします。
「def」の中にいくつかファイルがありますが。
Windowsの場合は「menu_win32.coffee」を。
Macの場合は「menu_darwin.coffee」を。
Linuxの場合は「menu_linux.coffee」をクリックします。
出てきた画面の真ん中より下の方にある「フォントサイズ」という日本語を探していきます。
そして
見つけたら「value: “コマンドパレット”」の下に以下のコードを加えます。
"Toggle Git Tab": value: "Gitタブ" "Toggle GitHub Tab": value: "GitHubタブ"
すると以下のようになります。
これを「ファイル」→「保存」をクリックして終了。
一旦閉じて開くかリロード(CtrlキーとShiftキーを押しながらF5キーを押す)すると反映されます。
文字化けしたときの対策
日本語を含む既存のファイルをAtomで開くと、よくわからない文字が出る、いわゆる文字化けが発生することがあります。この場合は文字コードを変更します。
画面右下に、「UTF-8」などと書かれた、文字コードを変更するエリアがあるので、ここで選択します。
ちなみに文字コードとはコンピュータ上で文字を扱うために個々の文字、記号に割り当てられた固有の番号のことを言います。
コンピューターはデータを数値でしか扱えないため、文字も数値で扱う必要があります。
文字に対応する数値を指定したものが文字コードです。
文字コードの一覧が表示されるので、ここで文字コードを変更します。
「UTF-8」であれば最もポピュラーな文字コードですので。それにしておけば問題が起きない可能性が高いです。
ショートカットキーの活用
基本的なもののみ紹介しておきます。
ATOMの基本的な使い方
テキストエディタは、「テキストファイルを開いて文章を編集するものですが。
ATOMではフォルダを開いたり、画面を分割したりする機能が備わっているため。
文章をより快適に編集できます。
ファイルを開く
ATOMでテキストファイルを開いて、編集するには。まずファイル」→「開く」をクリック。
テキストファイルを選択して、「開く」をクリック。
文章が現れたら後編集作業を行います。
起動しているATOMに複数のテキストファイルをドラッグ&ドロップすると、ファイルをまとめて開くことが出来ます。
編集が終わったら、「ファイル」をクリックし、「保存」をクリックします。
HTMLに変更
フォルダの開き方
ファイルだけでなくファルダをATOM に入れて編集することができるので。
これもとても便利。
「ファイル」→「フォルダを開く」をクリックします。
任意のフォルダを選択して、「フォルダーの選択」をクリックするか。
ドラッグ&ドロップしてフォルダを開くことが出来ます。
フォルダは画面左側に表示されます。
画面を分割する
画面を分割して、1つのファイルの別の箇所を表示しながら、文章を編集したり。
複数のファイルを同時に編集したい時に便利な機能です。
操作の仕方は以下です。
テキストファイルを開く→「表示」をクリックし、「ペイン」をクリックして分割の仕方を決めていきます。
「ペイン分割↑」をクリックするとカーソルが表示されている画面が上下に分割され、カーソルは上側の画面に表示されます。
「ペイン分割→」をクリックすると、カーソルが表示されている画面が左右に分割され、カーソルは右側の画面に表示されます。
更にいろいろな分割ができますので。
自分の作業に合うように分割をしていくことが出来ます。
フォルダを開くとATOMの画面左側にフォルダが常時表示されます。
そこからファイルを呼び出して同様の作業を行うことも出来ます。
まとめ
以上最低必要なことを簡単に説明しました。
あとは使い込んでいく中で自分の作業がやりやすい様に拡張機能を加えたりして。
カスタマイズしていくことができるのが楽しいです。
私TeraPadを使っていて。
それでも十分良いんですが。
ATOMを使い始めたらTeraPadはメモ帳としてしか使わなくなりました^^;
他の機能などについてはまた別の記事にまとめてみたいと思います。
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