追加コーデックとしてUt Video Codec Suiteを選択
可逆圧縮をするのに最もバランスが取れているコーデックと言われているのが
Ut Video Codec Suiteです。
最新版は以下のページから取得することができます。
ブログになっているので探すのに苦労するかもしれませんが。
本体ファイルはこのページの上の方にさり気なく置いてあります。
ダウンロードとインストール
以下をクリックしてダウンロードをします。
実行すると以下の画面が出てきますのでOKをクリック
次の画面で「次へ」をクリック
出てきた画面で「同意する」にチェックを入れ。
「次へ」をクリック。
「次へ」をクリック。
そのまま「次へ」をクリック。
保存場所を決めて「次へ」をクリック。
アイコンを作成する場所を決めて「次へ」をクリック。
インストールボタンをクリック。
インストールが終わると出てくる画面の「次へ」をクリック。
完了ボタンを押してインストールは終了です。
Ut Video Codec Suiteの設定方法
動画編集ソフトを選んで見て見るとUt Video Codec Suiteが反映されているのがわかります。
ためしにAviUtlでみてみると。
本体ウインドウメニューの「ファイル」→「プラグイン出力(拡張編集AVI/BMP出力(RGBA)」をクリック。
下にある「ビデオ圧縮」をクリックすると以下の画面が現れます。
この中の圧縮プログラムのプルダウンボタンをクリックするとたしかにUt Videoが入っていることがわかります。
たくさんあるので選び方ですが。
ファイルサイズ的は「RGBA > RGB さらにかなり少なくなってYUV422 > YUV420」です。
画質はこれに準じますが。
Youtubeやニコニコ動画などの動画共有サイトにアップすると高画質動画であっても強制的に「YUV420」にダウンサンプリングされます。
なのでYoutubeにアップするレベルであれば「YUV420」で問題がありません。
なお後ろについているBTですが、意味は以下。
BT.601はSD(Standard definition television=標準解像度テレビ)動画用で縦解像度が720以下で 普通480p = 画素数:720×480
BT.709はHD(High definition video=高精細度ビデオ(ハイビジョン))動画用で縦解像度が720以上で普通は20p = 画素数:1280×720
ユーチューブだと画質最高値で720HDなどとありますのでBT.709を選んでおいたほうが無難かな。
詳細設定
設定し終わったら設定ボタンをクリック。
フレーム分割数
は自分のパソコンのスレッド数を入れる場所です。
CPUにおいて特に重要なスペックなのが、「コア数」と「スレッド数」で。
CPUは、1つのパッケージ内に演算ユニットの集合体である「CPUコア」を複数備えており。
「コア数」とはその数のこと。
それに対して「スレッド数」はPCが認識しているCPUコア数。
各CPUコアにおける処理の実行効率を高めるため、「同時マルチスレッディング技術」といって。
1つのCPUコアを疑似的に複数のコアに見せる働きがあって(なのでコア数よりもはるかに多い)。
その数を「スレッド数」といいます。
これは「Shift」「Ctrl」「Esc」を同時押しすると出てくるタスクマネージャーの
タスクマネージャーのパフォーマンスをクリックすることで調べられます。
ただわざわざ調べなくても「論理プロセッサ数と同じにする」にチェックを入れれば大丈夫です。
フレーム内予測方式
圧縮率優先(Predict median)にチェックを入れると
ファイルサイズは小さくなります。ただ再生時にCPU負荷が上がります。
デコード速度優先(Predict left)にチェックを入れると
逆に再生時にCPU負荷が上がる変わりにファイルサイズが大きくなります。
Predict gradientはその中間。
「インターレース映像としてエンコード」
にチェックを入れるとエンコードする元動画がインターレース動画の場合、最適な設定でエンコードする事ができます。
ただしインタレース解除できるわけではないです。
それらしく見える、ということです。
「インターレース解除」設定を行っていない状態の動画をエンコードする場合だけチェックを入れます。
編集内容をUt Video Codec Suiteに保存するには
設定を終了した後でそれを保存するには
メニューにある「Global Configuration」をクリックして開きます。
(今回はインストール先をデフォルトで指定しましたので。
スタートメニューに置いてあります。)
すると以下のような画面が出てきますので。
保存したい場合には「コーデック側で設定をグローバルに保持する」を選びます。
するとAviUtlのようなエンコーダーソフトで行ったエンコードの設定を保存できます。
これに関する解説は作者のページに書かれていますのでご覧ください。
以下引用
私は、エンコーダの設定はエンコーダオブジェクト内に保持し、エンコーダを使う側(たとえば編集ソフト)でそれを取得して保存すべきだと考えているので、今までコーデック側で設定を保存するようなことはしていませんでした。しかし、それだと不便だと考える人も多い(ていうかエンコーダクライアント側で保存してくれないものが結構あるっぽい)ようなので、エンコーダの設定を保存する機能を付けました。ついでに、Huffyuv に近い挙動にするために、エンコーダクライアントからの設定変更要求(設定ダイアログを出せという要求のことではなく、この設定パラメータを使えという要求)を無視する機能も付けておきました。
新しく追加した動作を有効にするかどうかは、新しく追加された Global Configuration ショートカットで開くダイアログから設定します。
特徴
無料で使用できますし現在でも度々更新されていて日々進化しています。
日本人の方が開発しているので日本語で設定が行えます。
エンコード速度が早めなので。
動画編集時の中間ファイルの作成やデスクトップキャプチャーなどのエンコーダーとしても使われています。
とりあえずこれをダウンロードしておけば大丈夫、という万能感があります。
今回はここまで。
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