FTPソフトのお勧めはFileZillaです。
今回はFTPの意味とソフトの使い方について解説をしていきます。
FTPとは
FTP(File Transfer Protocol)とは、
通信プロトコルの1つでTCPの上で動作し、転送作業を実施する決まりごとを示しています。
TCPとは
TCPはインターネット・プロトコル・スイートの初期からある2つのコンポーネントの1つで、もう1つは Internet Protocol (IP) である。そのため、スイート全体を一般に「TCP/IP」と呼ぶ。
インターネット・プロトコル・スイート(英: Internet protocol suite)は、インターネットおよびインターネットに接続する大多数の商用ネットワークで利用できる通信規約(通信プロトコル)一式である。
TCPは、送信元のコンピュータ上のプログラムから別のコンピュータ上の別のプログラムへと信頼できる順序通りのオクテット列の転送を行う。
オクテット(英: octet、8組の意味)は、コンピュータの、特に通信関係の分野などで、厳密には8ビット以外を指すこともある「バイト」の代わりに、必ず8ビットのことを指すものとして使われている語である。
「バイト」と違い、「オクテット」は必ず8ビットを意味するものであり、通信分野などでプロトコルなどを定義する際などに必要となる。
World Wide Web、電子メール、リモート管理(英語版)、File Transfer Protocol (FTP) などの主要なインターネット・アプリケーションはTCPを利用している。
(ウィキなど)
ファイルを転送するには、制御接続とデータ接続という2つのTCP接続が必要で、
FTPはTCP上で作動し、そのプロトコルに従って並列にファイル転送がおこなわれます。

引用元
https://www.geeksforgeeks.org/computer-network-file-transfer-protocol-ftp/
制御接続
ユーザーID、パスワード、リモートディレクトリを変更するコマンド、ファイルを取得して保存するコマンドなどの制御情報を送信するためにはFTPは制御接続を利用します。
データ接続
実際のファイルを送信する場合FTPはデータ接続を利用します。
クライアントがサーバーに向けて FTP 接続を行うと制御用の TCP コネクション (サーバーの 21 番ポート) が張られます。
そしてユーザー名とパスワードによる認証 を受けて初めて。
制御用コネクションは、FTP コマンドやセッション管理の通信に使われます。
FTP接続、データの送受信、FTP 終了までの一連の動作のことをセッションと呼びます。
サーバー・クライアント間の FTPセッションは認証が済んだ時点で確立し、
クライアントによるFTP 接続の終了まで維持されます。
サーバーからクライアントへ送信するファイル名一覧や、アップロード、ダウンロード)を行うファイル データは、
送受信データが発生する都度、データ転送用の TCP コネクションが張られて、そのコネクションを通して送受信されます
つまり一連の FTPセッションにおいて、一般的に制御用コネクションの接続動作は1回。確率から終了まで持続。
それに対してデータ転送用コネクションでは1つのデータ接続で1つのファイルしか送信できませんので。
接続動作は送受信データが発生する都度発生します。
このデータの遣り取りをFTP」や「SFTP」を使用して行うためにするためにはFTPソフトが必要です。
実際の作業ではFTPソフトを利用してFTPサーバーに接続します。
接続が確立されるとWebサーバーにあるファイル一式が私達のパソコンの画面に表示されます。
そこで手元にあるファイルを転送してそれらのファイル上書きしたり、
新規に転送して追加したり削除したりして、Webサーバーの公開データを更新するのです。
今回はエックスサーバーでもおすすめのFileZillaの導入とその使い方について見ていきます。
FileZillaのインストール
FileZilla 公式ページにアクセス。
Quick download limksという後の中の「Download FileZilla Client」と書かれている方をクリックします。。
すると以下のような画面が出てきますので。
「Download FileZilla Client」とある緑色のボタンをクリック。
するとポップアップ画面が出てきますので。
その中から【Download】ボタンをクリックします。
「Select」ボタンを押すと有料のものを紹介するページに飛びます。
すると以下のような画面が出てきます。
すると以下の画面が出てきます。
この中から自分のパソコンにぴったりなソフトをインストールしていきます。
もしWindowsを使っていらして64ビットか32ビットかわからないという場合には
スタートボタンを押して出てきた画面から「エクスプローラー」をクリックします。
出てきたエクスプローラー画面から「PC」を選択し、右クリックして出てきた画面の一番下「プロパティ」をクリックします。
すると以下の画面が出てきますので、
私のパソコンは64ビットだったのでそれに対応したものをインストールします。
なおセットアップファイルをクリックします。
右下にファイルが表示されますのでそれをクリックして展開していきます。
すると以下のような画面が出てきますので「I Agree」ボタンをクリック。
その後インストールまで「next」ボタンを押し続けます。
インストールが始まり完了すると以下の画面が出てきますので「finish」をクリックします。
するとFileZillaが立ち上がります。
左側がローカルサイト(自分のパソコン)
右側がリモートサイト(サーバー)
となりますが、まだサーバーに未接続ですので、リモートサイトには何も表示されていません。
なお日常的に使うソフとはタスクバーにピン止めをしておくと便利です。
タスクバーにピンどめしておくと便利
FileZillaを立ち上げたら、一番下のタスクバーにソフトのアイコンが表示されます。
そのアイコンを右クリックすると「タスクバーにピンどめをする」という項目が出てきますのでそれをクリック。
設定しておくとソフトを閉じたあとでも消えずにタスクバーにアイコンが残ります。
設定しておくとソフトを閉じたあとでも消えずにタスクバーにアイコンが残ります。
FileZillaをエックスサーバーにつなげる
このままでは使えませんのでエックスサーバーに紐付していきます。
FileZillaのファイル→サイトマネージャーをクリックし。
出てきたサイトマネージャー画面の「新しいサイト」をクリック。
サイトから転送したファイルを保存するファイルを作ります。
そして次に右側の必要な情報を記入します。
「ホスト」「ユーザー」「パスワード」という項目が右側にありますので
これらの項目をFileZillaに入力していきます。
③メールから「ホスト」情報をコピーし、ZileZillaの「ホスト」の欄に貼り付けます。
④ログオンの種類が「匿名」担っている場合タブをクリックして「通常」に変更します。
⑤メールから「ユーザー」情報をコピーし、ZileZillaの「ユーザー」の欄に貼り付けます。
④メールの「パスワード」情報をコピーし、ZileZillaの「パスワード」の欄に貼り付けます。
この情報はエックスサーバーを契約したときに来ているの
『サーバーアカウント設定完了のお知らせ (試用期間)』というメールに記載されていますので。
そこにある情報を参照します。
消去していないにもかかわらずそのメールが見つからない場合、
Gmailやヤフーメールであれば
『サーバーアカウント設定完了のお知らせ (試用期間)』とメールの検索窓に入れて
検索すれば見つけられます。
なおメールには以下の情報が書かれていますのでそれを参考にして必要事項を記入していきます。
サーバーパネルのFTPアカウント設定→FTPソフト設定でも確認できますが、
そこにはパスワードは表示されていません。
すべてを記入し終えたら接続をクリックします。
すると「パスワードを保存しますか?」という画面が出てきますので
「パスワードを保存する」にチェックをしてOKをクリックします。
次に「不明な証明書」という画面が出てきますが。
そのままOK を押して次に進みます。
この画面はこれ以外でも頻繁に出てきますが、すべてOKをクリックしてください。
これで右のリモートサイトに情報が表示されるようになりました。
それで。
リモートサイトには私が持っているドメインが表示されるようになりました。
ドメインをどれかダブルクリックすると下に詳細が表示されます。
その中に「public_html」という項があるのでそれをクリック。
すると以下の画面が出てきます。
拡大図が以下です。下の画面は「種類」をクリックしたときに表示されたもの。
なお最初から入っているデータについては触らないようにします
気をつけてください。
そして今後はこの「public_html」にデータを入れていきます。
新しくデータをサーバーにアップする場合は
この「public_html」の中にドラッグ&ドロップするだけで
サーバーへ転送する事が出来るようになります^^;
FileZillaの使い方
それでは実際に使い方について解説をしていきます。
パソコン上のデータをサーバーにアップする方法
まずはパソコン上のデータをサーバーにアップする方法について見ていきます。
一旦解除したFileZillaを再接続するにはタスクバーににピンどめしているFileZillaのアイコンをクリック。
立ち上がったFileZillaの上にあるファイル→サイトマネージャーをクリック。
サイトマネージャーの画面の一番下にある接続をクリックすれば接続が完了します。
このように接続をした状態で、画像データやPDFファイルが簡単にアップロードできます。
画像で試してみます。
例えばこの画像をデスクトップに貼り付け名前を半角で記入します。
今回はtest.jpgとしました。
日本語が全角で入っているとエラーが出てしまいますので注意。
この画像を立ち上げたFileZillaの右側上の部分のドメインの中から画像を入れたいドメインを一つ選び。
ダブルクリックをし。
その中の「public_html」に画像をドラッグ&ドロップします。
ファイルが追加されると下に表示されます。
拡大をして。
アップロードしたファイルにアクセスする為のURLを作成する方法
次に、アップロードしたファイルにアクセスする為のURLを作成していきます。
が、エディタが必要です。
Windowsにデフォルトで備わっているのはメモ帳かワードパットです。
今回はワードパットを使います。
左下のスタートボタン→すべてのアプリをクリック
出てきた画面の中からWindowsアクセサリのタブをクリックして展開。
その中のワードパットをクリックします。
先程立ち上げてサーバーに接続した状態のFileZillaの右側リモートサイトの一番上
/maliajoy.com/public_html
をコピーしてワードパットに貼り付けます。
貼り付けたら、先頭に「http:/」を入れます。(SSL化している場合には「https:/」)
すると
http://maliajoy.com/public_html
となります。
ここからpublic_htmlを削除します。
次にFileZillaの右側リモートサイトの中から該当するデータにマウスを当て右クリック。
「名前の変更」をクリックします。
すると以下のようになりますので青い部分を(Ctrl+Cを押すなどして)コピー。
コピーした「test.jpg」をワードパットに貼り付けてあったURLの末尾に追加します。
すると
http://maliajoy.com/test.jpg
というURLが完成しました。
ブラウザのURLを入力する欄にこのURLを挿入します。
エンターを押すとサーバーにアップロードした画像が表示されました。
サーバーにアップロードしたデータを削除する方法
削除方法はまず起動し、サーバーに接続をしたたFileZillaの。
先程見たようにデータを保存した「public_html」にアクセスをします。
削除したいデータを右クリックし、「削除」をクリックします。
クリックすると以下の画面が現れますので「はい」をクリックすると削除されます。
まとめ
以上でFTPの解説及びFTPソフトであるFileZillaの基本的な使い方を説明しました。
更に詳しい使い方については記事を改めます。
ワードプレスなどのCMSを使っているといちいちデータをサーバーにアップロードしなくても自動でやってくれますが。
CKSには様々な制約がありますので。
自在にサイトを構築しようと思ったら
サーバーへのアップロードは様々なところで必要になりますので
ぜひ使いこなせるようになりたいものです。
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